日中通訳でクリニックに行ってきました。
私自身も鍼やお灸に頼っているのですが、やはり鍼灸を選ぶ心理としては「なるべく自身の持っているカラダの力を底上げしたい」、「一気に調子が良くなる薬、しかし副作用もある薬。それから脱却して体調を持続的に安全に安定させたい」という心理が根底にあります。
西洋のお薬って本当に良く効きます。妊活をしている私もホルモン補充で、注射したり、膣剤、飲み薬を色々使います。数時間すると体調が激変します。
でも薬を止めた途端、元に戻ってしまいます。
ままならない研究努力のもと開発された薬で一気に体調を短期間に変化させることができる、そういう観点からは西洋薬は大変素晴らしいと思います。
しかし、当たり前ですが対処療法では体質は改善されないのです。その一時的な劇的な改善が、良くも悪くも根本にある問題を忘れさせてくれるからではないかと私は個人的に思います。
私の義父は糖尿病なのですが、ちょっと調子悪いな>薬飲んでおけば治るか>生活習慣の見直し機会が少なくなるという悪いスパイラルに見事はまっています・・・。
その逆で、漢方や東洋医学は、ゆっくりじっくり体や細胞を整えていく地味な作業です。実際に体調が良くなったという事を測る客観的なデータもありません。
体調の変化は、あくまでも主観的な気づき、自ら変化を感じとるしかないので、非合理的だという方もいらっしゃいます。
しかしその長期間のプロセスの中で、ライフスタイルの見直し、改善、定着を図ることができることは喜ばしい副産物ではないでしょうか。
自分の体と心に近道をせずじっくりと向き合う。それが漢方の本質だと私は思います。一気に短期間で治療したい場合は西洋医の方が優れていると思います。
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中医師の先生が、英語があまり上手ではないので事前に相談内容を日本語で頂ければこちらで翻訳して先生にお渡ししています。先生の診断や漢方の内容なども日本語でまとめて返信しています。※時間が合えば通訳も行っています。
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その後、好転反応が一時起きたのですが最終的には改善されて嬉しいメッセージを頂きました。