半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)はイライラや緊張など心理的な不安から気分が塞ぎ胃が痛い方(神経性胃炎)や、のどにつっかえた感じがあり嚥下障害を感じるかたにも有効な漢方です。また、咳、吐気に対しても有効です。つわりがひどい妊婦にも使用される漢方です。
食べることがエネルギー、すなわち「気」につながっていることから、心身が弱りうまく消化できない、喉につっかえるなどは気の不足と考えます。
半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)の構成生薬は、半夏、茯苓、厚朴、蘇葉、生姜の5つです。こうして生薬を見てみると、しそやショウガ、キノコの硬い部分などなど。何だか難しい漢方の名前も身近に感じてきます。
半夏(ハンゲ)
:サトイモ科カラスビシャクの根茎
茯苓(ブクリョウ)
:マツホドというきのこの菌核(きんかく)を乾燥させたもの
厚朴(コウボク)
:モクレン科のホオノキなどの樹皮を乾燥したもの
蘇葉(ソヨウ)
:読んで名のごとくシソの葉
生姜(ショウキョウ)
:ショウガ科のショウガの根茎を乾燥したもの。乾姜(カンキョウ)より健胃や吐き気止めの効果が高い
※ 漢方薬にも副作用があり、飲み合わせがあります。まずは中医師と相談してください。
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