【ワークショップレビュー】よもぎのお話 – 無事終了！

シンガポールでよもぎ蒸し＋鍼漢方治療のお店を始めた経緯から、よもぎの効能をよりたくさんの方に知ってもらおうと「よもぎのお話」ワークショップを開きました。

よもぎを飲んだり、食べたり、香ったり、よもぎ蒸しの椅子に座ったり少し変わったワークショップでしたが皆さま楽しんでいただけたようでした！

ワークショップの内容

Contents

よもぎを食す

お昼時間だったので、よもぎおむすぎとお味噌汁を用意しました。皆さまぺろりと食べられてて、「美味しい～」と大好評。よもぎパウダーを炊飯器に入れて炊くだけで栄養満点のおむすびに早がわり、大人から子供まで食べやすい味です。

よもぎは葉から茎まで栄養価の非常に高い「万能医草」です。よもぎ茶以外にも、このようによもぎを直接食すことで、手軽に栄養を摂ることができます。

よもぎを使ったレシピには、よもぎ炊き込みご飯の他にも、定番のよもぎ餅、よもぎの天ぷら、お味噌汁、和え物などなどがあります。

よもぎレシピについてはこちらの書籍若杉ばあちゃんのよもぎの力にたくさん掲載されています。若杉ばぁちゃんのよもぎへの熱～い愛が感じられる一冊です。

こちらでは新鮮なよもぎが手に入りにくいということもあり、私はよもぎパウダーのみで作れる料理をしています。なんといってもさっと入れて混ぜるだけで簡単。長く続けるには、いかに手軽にできるかという点も大事な要素だと思います。

無農薬獅子足よもぎパウダー 50g/ $15
ご注文はLINE＠からご連絡ください。

よもぎは血流改善、冷え改善、抗菌効果の高い薬草ハーブです。カフェインを含まないので、就寝前でも飲めるとうことはOKとして、味はかなり苦いので、好き嫌いがはっきりと分かれるお茶だと思います。

試しに主人に飲ませたところ、一発目が、「げ、苦っ！！」でした。よもぎ茶も、よもぎ粉末を溶いたものもどちらも苦いです。

その苦みを消してくれたのが、牛乳（もしくは豆乳）。よもぎ粉末を少量のお湯で溶き、ミルクを足すとこの苦みがほとんどなくなり、逆にほんのりと感じる苦みが良いアクセントになります。見た目も味もほぼ抹茶オーレです。

こちらもみんなで試飲しました。ストレートだと、「苦いね～、漢方って感じ！」、ミルクを入れると「おっ、意外と飲める」というフィードバックでした。

青っぽい方が摘みたてのよもぎを粉砕したものでで、茶色ほうは3年熟成です。味は摘みたてが抹茶、熟成がほうじ茶に苦みを足した感じです。熟成した粉末の方が香ばしい香りがしますが、苦みも増しています。発酵熟成させた方が栄養素が高まるそうで、韓方に使われるのは通常こちらだそうです。

良薬口に苦しと考えて飲むか、美味しく工夫して飲むかは好みの問題ですが、私はなるべくなら美味しく飲みたいです。

よもぎの苦みと渋み成分はタンニンです。タンニンはポリフェーノルの総称で、柿茶や赤ワインなどにも含まれます。タンニンは抗酸化、殺菌作用に優れています。活性酸素の働きなどを抑制するため、アンチエイジング効果も期待につながります。

よもぎは食べてよし、飲んでよし、塗ってよしの万能ハーブとして古くから世界中で食用、薬用として使用されてきました。よもぎには、鉄分、葉酸、ビタミンE、ビタミンK、カロテン、食物繊維、葉緑素（クロロフィル）などのビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。

よもぎの効能について

よもぎは体に溜まった有害物質を吸着・排出し血液をきれいにする作用があります。血流改善のみならず造血作用にも優れており、貧血、冷え症などの改善にも良いとされています….よもぎの効能について続きを読む

よもぎに含まれるクロロフィル（葉緑素）が赤血球の主要成分であるヘモグロビンの構造と類似しています。クロロフィルは小腸のひだに入り込み、有害物質を吸着し排出します。

よもぎの香りに含まれる「シオネール」は深いリラックス効果をもたらし、不眠やイライラや不安感の鎮静に大変効果的です。よもぎの香りを満喫したい場合は、よもぎ蒸し、よもぎ風呂や足浴などがおすすめです。

生よもぎの可食部100g当たりの成分

脂溶性ビタミン	カロテン 5300 ㎍ビタミンＫ 340 ㎍ビタミンＥ 3.2 mg
水溶性ビタミン	ビタミンB1 0.19 mg ビタミンB2 1.2 mg 葉酸　190㎍ナイアシン　2.4 mg ビタミンＣ　35ｇパントテン酸　0.55 mg
ミネラル	ナトリウム 10 mg カリウム　890 mg カルシウム 180 mg マグネシウム 29 mg リン 100 mg 鉄 4.3 mg
食物繊維	食物繊維２０ｇ